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インプラント治療に健康保険を適応させる条件

インプラント治療を検討していく中で患者さんが一番に気にすることは、手術中、手術後の「痛み」についてだと言われています。
インプラント治療は、歯茎の下の骨に根元となる金具を埋め込んで、その金具に義歯を装着しておこなうため、不安になる気持ちは十分に理解できます。
インプラント治療による痛みは、もちろんまったく感じない訳ではありませんが、皆さんが考えているほど強い痛みではないと言われています。

手術中は、局部麻酔をおこなうため痛みを感じることはありませんし、稀に手術が長引いて痛みを感じた場合には、麻酔を追加することができるので、痛みを緩和しながら手術を続けることができます。
手術後に麻酔が切れた時にはもちろん傷みを感じますが、その痛みは、抜歯をおこなった時と同程度の痛みなので、耐えられないほどの激痛ではありません。
また、最近では、最小限の切り口でおこなうフラップレス手術という手術方法が増えているため、より傷みを感じづらくなっていると言われています。インプラントによる治療は、顎の骨に人口の歯根を埋め込み、その上から義歯をはめ込むことでおこなわれるため、入れ歯や差し歯などの従来からある治療方法のように、義歯が外れたり、噛む力が弱まって食生活に支障をきたしたりする心配が少なく、歯を失った人にとって画期的な治療方法だと言われています。
しかし、インプラント治療は、健康保険が適応されない自由診療であるため、治療費の全額を自己負担する必要があり、健康保険が適応される歯科治療よりも高額な医療費がかかることがネックとなっていました。
そこで、平成24年4月に一部のインプラント治療に対して健康保険が適応されるという嬉しい発表が出されたのです。

健康保険が適応されると、患者は0〜3割の医療費を負担するだけで済むので、インプラント治療にかかる高額な治療費をだいぶ抑えることができます。
ただ、インプラント治療に健康保険を適応させるためには、いくつかの厳しい条件をクリアする必要があるため、一般的なインプラント治療に健康保険を適応させることは現実的に困難だとも言われています。
インプラント治療に健康保険を適応させるためには、具体的に以下のような条件をクリアする必要があります。

1. 病気や事故によって広範囲に渡って顎の骨を失っている場合
2. 病気や事故の治療として顎の骨を再建している場合
3. 生まれつき顎の骨の1/3以上を連続して失っている場合
4. 顎の骨の形成が不完全である場合
※ 歯周病や老化が原因となって、顎の骨を失った場合には保険の対象外になります。

また、これらの条件をクリアしていても、健康保険を適応させて治療をおこなうことのできる病院にも一定の条件があるため、普段から通っている歯科医院で健康保険を適応させることができるとは限りません。
健康保険を適応させるためには、入院するためのベッド数が20床以上ある病院の歯科や口腔外科であり、国が定めた医療機器や医薬品、当直体制が整っている必要があります。
また、これらの条件をクリアした病院に、インプラント義歯の治療経験が3年以上、または、歯科や口腔外科での治療経験が5年以上ある医師が2名以上常勤していることが条件となります。
クリニックや一般の歯科医院でこれらの条件を全てクリアすることは難しいため、健康保険を適応させることのできる病院は、必然的に大学病院などの大きな病院に限られてしまうのです。
どこの病院に行ったら良いかわからない人は、普段通っている病院の担当医に相談をしてみるのも方法のひとつでしょう。

手術をおこなった当日に傷みをピークに感じて、2日目以降から徐々に薄れてきて、1週間を経過するとほぼ感じなくなると言われています。
退院時には、痛みを和らげる鎮痛剤が処方されるので、術後の痛みもそれほど心配をする必要はありません。
ただ、1週間を超えても腫れや痛みが引かないケースもあります。

例えば、風邪を引いて抵抗力が落ちている場合に腫れや痛みを強く感じるケースがありますし、骨密度が低くインプラント治療に適していない場合や、手術がきっかけで細菌に感染をしている場合にも、腫れや痛みが長く続くケースがあります。
また、金具を埋め込む際に、神経や血管が通っている場所を痛めると、麻酔が切れてもシビレが取れずに出血が続くケースがあると言います。
このようなケースは大変稀ですが、自分の身に起こらないと断言ができるものでもありません。
トラブルに合わないためにも、事前のカウンセリングや検査を慎重におこなって、手術の実績が多い信頼のできる歯科医院を選ぶことが大切になるのです。

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